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向津具半島+農泊推進+移住支援+地域活性化 BY むかつ国で遊ぼう協議会

本当に好きなことだけで生きていけるのか?

実験的な家族の暮らし

志水昌幸

山口県下関市出身。東京でWEBデザイナーとして働きながらアーティスト活動を続け、2013年に自作のCDを携えて、リヤカーで日本一周の旅に出る。途中立ち寄った熊野で咲恵さんと出会い、結婚。旅を終える。熊野で咲恵さんの店を手伝いながらデザインの仕事も請け負っていた。

志水咲恵

神奈川県出身。大学卒業後オーストラリアに1年滞在、帰国後は働いてお金を貯めては各地を旅行して回る。2004年に父の出身地である熊野に移住して、熊野で作られた物で雑貨店を営みながら、ツアーガイドやフリーペーパーの制作にも携わる。2014年日本一周の旅の途中だった昌幸さんに出会って1週間で結婚。2015年環愛ちゃんを出産。

  

 

 

 

直感を信じて進んだ先に、自分たちの心が休まる土地があった

2016年咲恵さんは熊野に住んで13年、昌幸さんは3年が経過したころ咲恵さんは「熊野もいいところだったけど、私たちが生きる場所はもっと他にあるんじゃないだろうか?」という思いが自然に湧き起こり、急な話でしたが、昌幸さんも賛成。昌幸さんの実家が下関市だったことから、山口県から移住地を探しはじめました。「Googleマップでいろいろ見ていたら、青海島や向津具の、海と山がとても近い地形に興味が湧き周辺を調べると長門市俵山に移住体験施設を見つけ、さっそく家族で向かったんです」と昌幸さん。俵山では移住者を訪ねて回り、さらに山口県西部を中心に土地探しの旅をしました。「なんとなく旅の終点と決めていた向津具の農家民宿・くら里木を訪れると、何と移住仲間を集めたごはん会が待っていました!みなさんと話して価値観がすごく近く波長が合いました。環愛ちゃんも不思議とリラックスしていて。しかも、向津具に入った瞬間に体が軽くなり旅の疲れが抜けて楽になったような感覚を味わっていたので、ここだと思いました。」

小さな子どもとの移住は大変だけど環愛ちゃんの存在に救われた

3ヶ月後、仮住まいを紹介され、2カ月後に現地で暮らしながら理想の物件を探せました。畑や田んぼ、綿畑、茶畑、ツリーハウス、カフェなど、お互いの「やりたいこと」を叶えることができる、畑も、裏山付きの空き家でした。しかし、真夏に小さい子を抱え、仮住まいから通いながらの片付け作業は、大変でした。やっと1部屋だけ何とか寝られる状態ができたところで、3カ月限定仮住まい契約は時間切れで仕方なく引っ越しました。おかげでお風呂も料理も空の下、毎日がキャンプ生活みたいでした(笑)移住直後はそんな苦労を経験しましたが、『子どもを見ると元気が出る』と言ってもらえたり、『環愛ちゃんに会いに来たよ~』と近所の人が気軽に訪ねてくれるようになり、すぐに馴染めたことは何よりありがたかった。「子どもが小さいと引っ越しは大変だけれど、笑顔に癒やされるし、集落の人との懸け橋になってくれて、本当に助かりました」

やりたいことに100%向かえる幸せ

昌幸さん「以前は賃貸住宅で暮らしていたので、いつかは出て行かなくてはならないと、やりたいことにどこかでストップをかけていました。でも、自分の家を手に入れた今、いろんなこんなことが思いっきりやれるんです。何をやっても幸せを感じています」咲恵さん「ご飯を作っていても台所から緑が見えて、窓からは風が吹き込んでくる。夜は星がよく見えるし、寝ている時も虫の鳴き声がしたり、自然を常に肌で感じられる環境が気に入っています。他人のようだった家が少しずつ馴染んでくる過程も、愛おしい」と住んでみて改めて、ここが自分たちの求める理想の場所だったと実感しています。「熊野も素晴らしい場所ですてきな仲間にも恵まれていたんですが、ここにも程よい距離に頼れる仲間がいて、いざという時も何とかなるだろうっていう安心感があります。向津具のご近所の距離感が私たちにとってはちょうどいい。とても快適に暮らせています」

 

 

 

 

「本当にやりたいことだけで生きていく」ビジョンの実現のために着々と動き出しています。

咲恵さんは「今までもこれからも、私たちのテーマは『本当にやりたいことだけをやって生きていけるか?』です。例えば、暮らしの中で家族のために作りたいものを少し多めに作って、その多めにできたものを、ほしいと思ってもらえる人の手に届けることができたら、うれしい。まずは自分たちの暮らしを楽しむベースがあって、そこが満たされあふれ出たもので、誰かの笑顔を作れたらいいなと思っています。具体的には綿畑を作って綿を紡ぎ、タオルや洋服を作りたい」

昌幸さんは「2人で書き出した『やりたいこと』の1つ、常識を覆すような、遊び心あふれる小屋を作りたい。ここの裏山は、それが実現できる希少な場所なんです。考えるだけで毎日ワクワクします。また、コーヒーを淹れるのが好きで毎日生豆を焙煎しているので、家の横にあるガレージは週末だけおいしいコーヒーを味わってもらえるカフェにする予定です。そこで出す料理には地域の食材を使って、自分たちでお米や野菜を作り、活用したいと思っています」

移住者からアドバイス!

「ここの移住者は、自分のやりたいことをやっているので話していてとても気持ちがいい」

昌幸さん「都会で生活すると、お金が必要不可欠。良い大学に入って給料の良い会社に就職し、住宅ローンを払いながら『お金のために働く』人は少なくありません。やりたくないことで不満やストレスも溜まる。それを発散するために、飲み歩いたり買い物をしたりお金が必要になる。その点田舎は、収入が少なくても何とか工夫しながらやっていけます。お金のために仕事に縛られないんです。田舎で何かやってみたいことがある人は、勇気を出してぜひチャレンジしてください

 

「本気で移住を考えている人には、必ずその人にとって良い移住先が見つかると思います。

咲恵さん「私はいつも直感に従って行動してきました。主人が熊野に立ち寄ったときも、出会って1週間の告白で、そのまま結婚。私の直感を信じてくれる主人にはいつも感謝しています。今回の移住も私の直感を主人が信じてくれて、自分たちが本当にやりたいことが実現できるフィールドを、こうして見つけることができました。小さい子がいても移住はできるし、洋服作りもできる。やろうと思えば何だってできます自分を信じて移住先を探し続けてください!」

移住者氏名:志水 昌幸(しみず まさゆき)・咲恵(さきえ)・環愛(かんな)

移住スケジュール

2017年2月  「自分たちが生きる場所はもっと他にあるのではないか?」と突然にひらめく

昌幸さんの出身地・山口県で移住体験施設を利用したり移住者を訪ね回る

2017年5月  向津具に惚れ込み移住を決意

期間限定の仮住まいの家に住みながら理想の物件を探す

理想の物件が見つかり通いで家の片付けを開始

2017年7月  引っ越しを済ませ移住生活をスタート

移住に関する費用

家賃:購入のため家賃はなし

改装費:現在のところ10万円/カフェ開業に20万円(予定)

耕作面積

畑:25㎡+山